第1話「虎徹という名の剣」
- 出版社/メーカー: 東映ビデオ
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画面がむさ苦しくてとても目に嬉しくなかったんですが(いきなりか)。
すごく面白かったです、掛け値なしに。
好みか好みじゃないかっていえば、好みじゃないですよ、こんな体育会系。ていうか私、正直剣戟モノとかあんまり見たくありません。
現代戦闘とか特撮とかならねぇ、まだ意識のすり替えが可能ですけどもー。
(そんなまでして見るなっちゅーの。)
斬り合いに対する陶酔みたいなものには、一生順応したくないですよ。
けれどだからといって、目を逸らして「嫌」とか言ってりゃあ満足かというと別にそんなこともないですし、そーいうのがお好きなヒトを非難してもしゃあない。なんの意味もない。
とにかく画面はむさ苦しかったのですがー。
始まった時点であれでした、≪新撰組≫が池田屋とやらに斬り込んでいました、なんとなく聞いたことがあるよーな気のするものの、日本の近代についてはそれこそ単語くらいしかわかんねっス。
ちょーとあれですね、≪あさま山荘事件≫みたいに前後の事情はそこそこ知っているものの、大雑把な時代背景も知ってはいるものの、その有機的な意味がわからない。
言葉の上だけの知識の一つです。
ぶっちゃけ、そんなところから始められてもなー、というのが本音で。
ていうか、剣戟が好きではないですもので、"04の大河を見るとは決めたものの、予備認識がほとんどない。
と思ったら、池田屋事件とやらからー。
いきなり、そろそろ新撰組が発足しますよーん、とかいうところに場面が飛んだので、そっかー、大きな事件を出しておいてそれから回想するという仕組みなのかな?
とか思ってました(この期に及んでまだ事態を把握していない)。
あー、原作が短篇集なんだ、、、orz
ていうか、このご存知、司馬遼太郎さんの短篇集はどうも時列順がぱっぱら飛ぶものらしいですよ。そしてあんまり新撰組であるっつー、歴史的な意味はないっぽい?
(とりあえず1話は人情話にちと近かったです。)
明確な言葉による説明が少ないんですよ、とにかく。
そして私は、ヒトの見分けが出来ません、ただ画質も悪いし白黒でもあるし、当時から見分けは大変であったのではないのかと思いますよ。
そして人数が多い。
連作であるとはいえ、基本的に構造が短篇です。
しかし説明が少なければ「キャラクタの役回り」に依存する部分が増えるもの、どーやって(作り手がそう仕掛けていたかどうかはともかく)(多分意図されていたのではと思いますが)私が“彼ら”を見分けていたのかというと。
彼ら一人一人の表情なんですよね、これが。
にこにこ笑い続ける、のーてんきなおっちゃん。
眉間をしかめっぱなしのおっちゃん。
けらけらけらけら笑いっぱなしの馬面男(沖田総氏っス!)。
とかとか、いろいろいるわけです、あれですね、以下はほとんど理解してませんぜ、剣のことに詳しいおっちゃんがいてー、というくらいしか。
しかもそれが一人なんだか二人なんだかさっぱりとわかってない。
そして、≪虎徹≫というのがよーわからん。
なんかよろしいよーな感じの剣の種類としかわからない。
とにかくリーダーになる能天気なおっちゃん(もし若かったらごめーん)が、すんごくこの虎徹の剣を欲しがってまして。
でもそれも、剣に詳しいヒトからの受け売り。
とてもそんなん買えないよ! というお安い値段で刀屋さんに頼んでしまったりしますもので、足元を見られてしまいまして。
そこに売り込みにきた女の人(切羽詰ってて悪気はない)を刀屋から廻されてしまいましてー、ころっっっ、と騙されました。
よろしいのとまあまあ似た種類の剣を買ってしまいましたとさ。
(でもお値段にしては掘り出し物だったっぽいんですけどね。)
「この剣は良い!」
とかとにかく思い込みでリーダーは振り回しているわけですが(強い)、じきに手柄を上げて本当に≪虎徹≫を貰えることになっても、まだその剣がいいと言い切っちまうんですよね。
馬鹿を通り越して大馬鹿ですよねぇ。
そーいうのを、眉間に皺寄せてるその親友がー、心配したり女の人を斬ったろうかと思ったり(でも親友が騙されてることに気付いたらヤだ)(て理由で取りやめ)、とくるくるしてるわけですが。
親友はやっぱりすげー良い。
という馬鹿な結論に達してたっぽいので似た者同士ですなー。