『荒野の決闘』

ヒロイン美形ですぜー。w

『荒野の決闘』
監督:ジョン・フォード
出演:ヘンリー・フォンダ/ビクター・マチュア


えーと全篇、ワイアット・アープとドク・ホリディの友情フィルムでした。


てゆか、なんでそんなことになったのか、本当に最初からの予定だったのかとかものすごく疑問なんですが、いや確かに、街との関りを彼が代表してるのは正しいと思うんですよ。だがしかし、ドク・ホリディが出てきてからのエピソードが全てきっちり彼絡みってのはもうなんていうか、なんか違うんじゃねぇかと。
「決闘」がラスト6分で片がついたのがなんでやねんっつーか。


いや、そのシーン自体が短いのはまだしも、少しずつ「彼ら」との葛藤が高まっていくべきだったんじゃないでしょうか、つーかむしろ、それでこそドクとの友情が映えるというかー、一片の救いになるというか。
あんなにぺったりしてたらさあ!
なんかこう、、、もう、友情主体に見えんだよ、なんだよ一体(なに拗ねてるか)。




ワイアット・アープは、なんちゅーか、アレですね。
伝説の保安官みたいです。
よく知りません、てゆか、この映画の題材の決闘とやらも、有名らしいんですがそれも知ったこっちゃありません。いや別に嫌いとかじゃないですが、それだけ知ったところでなにを伝えていくかという国民性の参考くらいにしかなんないしね(源義経とか忠臣蔵とか新撰組とかが感覚として近いんじゃねぇかな?)。


下の兄弟三人と牛を運ぶ途中で、とある街に立ち寄っていましたら。
留守に残っていた一番下の弟が襲撃を受けてしまって、弟は死亡(料理が上手い子で、恋人に十字架を買って返る途中でしたよーと)、牛は連れ去られました。


その前のシーン見た時から少しは予感あったけど(多分大抵見ればわかります)、まさか殺しまでするとは思わなかったので、ちょっとびっくりしました。ひでぇなぁ。
でもって、その前に街で、もののついでに銃をぶっ放してた相手を捕まえてました時に、「保安官にならないか!」というようなスカウトを受けてましたので、それを利用して街に留まることに致しましたー。
もとから有名な保安官だったっぽですよ。




んでもって、上で語ってるドク・ホリディはその街の博打の元締めさん。
ポーカーをして、イカサマに協力してた女の子を水桶に突き落とし、イカサマ師と直接対決をしよーとしていたところで帰って来られました。


なにぶんにも画面が白黒でしたもので。
垂れ目パンダみたく見えてしまいまして、なんかびっくりしたみたいな顔したアープさんが「いい男だな」と言ったのも流してたんですがー、なんだよ、よく見たらこの垂れ目パンダ本気でかなり二枚目じゃねぇかよ!
ハンサムにいい男とか言ってんじゃねーっ。


んでもって、このハンサムさん、「ドク・ホリディが帰ってきたらただじゃ済まないぞ」とアープさんを脅していた、イカサマ師をざくっと追い出してしまいました。
その後、なんで仲良くなったのか、見てたんですけどよくわかりません。
てか、ドク、銃抜いてたしー(なんか話の中で)。


そいで、えーと、古典役者を劇場に連れて行って鑑賞しよーとしてたら、まあもう一組いる(でもさ、博打元締めててもドクって悪党じゃないよな、これ?)無法者のなんたら一家に役者が連れ去られましたので、それを二人して追っかけて。
詩を一緒に暗誦してー。


なんかよくわかりませんでしたが、まあいいんじゃないかと思います。
役者さんが口ずさんでいたのはシェイクスピアかな?




何回も見るって人がいるのもなんとなくわかるかなぁ、とにかく台詞回しとか独特? というのは少し違うかな、テンポがいいんですよ。
まあ、アープの下の兄弟たちも街の人らも、無骨モノっぽいんですけど、ドク・ホリディはかなりインテリさんなんですよね(なんでそんな街にいるのかは少しあとで知れますが)、だから会話もなんか持って廻ったというか、一筋縄でいかないというか。w
アープさんも結構捻くれてるっつーか、やっぱり洒落てます。


翌日もあちこち飛び回ってるドクのスジュールなんか知ってるしね、アープさん。
夜も個室で二人で食事してるし。なぜそんな当然の顔してんの。
つーか、会ったのたった一日前じゃなかったか君ら。
(ドク絡みで訪ねてきた女の人がいた時ね)(美人だったなぁ。)


うんまあ、二本立てにしよーかと思ったけどまあいいやー。
女の人を巡っても友情は壊れませんでしたし、むしろ友情のために殺されちまったよーな気がしないでもないんだよ一人! 本当に死ぬ予定だったー?!


ちゃんと言ってますが、繰り返しますが、博打の元締め(悪いことはしてないかもしんないが)と伝説の保安官ですよ。
いやー、途中からちょっと、弟の仇とか忘れてんじゃねぇかとどきどきでしたよ。


仇との絡みが、全部ドクとの友情を高めるのに利用されてた辺りなんかもうさあ、諦めの境地に至っちゃったよ、むしろなんか薄っすいんだよ仇!!
良い映画でしたよ確かに、でもさあ、余所でやってくんな→い?
拗ねるぞコラ。