#5 キヌコ(前編)

ものすごく正直、かなりどうでもいいかもしれないんですが、“少女”がどうしても特に美人に見えないっつーかなんというか...orz いや、青木さんのお姉さんとか整ってるように見えなくても「ああ、魅力的なんだな」と納得できる人もあるんですが。
薪さんとか今回の絹子とか、クールビューティー系はこの絵だとキツいよな。
原作の絵ではなんの違和感もなかったんですが、この絵柄だとちょっと話を変えて欲しいっちゅーかなんというか、ごめんなさい。話自体はわりと好きです。
(青木さんの、弱者や異端の存在に優しいところや真っ直ぐさがわかりやすいし。)


包丁で刺したのち、頭を鉄パイプで叩き割ったという家族殺しの男が死刑になり。
一人死体が見付からなかった長女などのことも含めて、記憶との裏付けを一人頼まれてしまい、で、犯行を見てみたらそもそも家族を殺していたのは長女だったという、薪さんの言い分に、えー、共犯というかせいぜい従犯か死体損壊だろうし、動機が娘を庇うことなら死刑相当ではないよな? とか至極冷静に考えていてごめんなさい、青木さんを動揺させてもしょうがないですよね。死刑やったのは戻らないし(人の心は忘れないように)。
で、死刑になった翌日に記憶喪失だったという長女が発見されたのですが、彼女はこう、父親の頭の中を見られても自分に手出し出来ないことを知っていたのかなぁ? なんかちょっとずつ違和感があるというか、家族を殺した時点で頭覗かれたらバレるよね。
そもそも、彼が生きている間、なんのために姿を隠していたんだろう。
死刑になろうがなるまいが、どこにいようが、父親が自分のことを喋る確率はほぼ同じようなもので、そしてそもそも、父親がそんなに憎いのならばなんで父親だけ殺さなかったんだろう? その動機だったらわからないでもないのに(多分誰にでも)。