修行その40 頭、バカーン!衝撃の事実

一週先のレビューを書きましてから戻ってこちら。
で、まあ、要するにわからんでもないのですよ、理央さん的にはこの時期に「因縁の男」の正体が判明するというかその辺のところは。ジャンさんを宿敵とするのだ、という説明としても悪くなかったというか、いいとは思います。そこについては。
とはいえ、ジャンさんの正体がわかったよ! というタイミングとしてはちょっとさすがに時間が空きすぎててどうかと思うというか、今更どうでもいいというか、もう少しくらい彼の正体めいたものを誰か気にしてれば、と思わないでもないというか。


理屈としてはわかるんですが、理央さんて敵だろうと。
さすがにここまで敵さんの理由付けでタイムスケジュール(現実の)が進行してしまうと、それはそれでどうかなぁ、と思うというか。なんかちょっと筋違いな気がするんですよ。


話自体がそう悪かったってんでもないですけどね。
とはいえ、違和感は覚えるんじゃないでしょうか、うーん、唐突というか「なんで今更?」というか(と書いてはいるんですが、その辺のところは次週できっちり回収されました)(多分ですが、理央さんのほうに比重が行き過ぎてしまった、というのはわりとわかりやすいタイプの原因だし、もともとわかっておいでだったのかなぁ、と)。




えー、ジャンさんが山でぴかぴかの虎さんに会いました。
ジャンさんはゴウさんと共にキノコ狩りにきていたっぽいです、ゴウさんはあれですか、匂いではわからないんですね、毒キノコ。これ、ジャンさんは嗅ぎ分けてたんですが、科学的にそれが可能かどうかは置いといて、というか、まあ戦隊なんだからそういうところのリアリティは別に必要ないと思います(が、匂いでは無理なような気がしてしょうがない、毒としての含有成分って違うというか下手するととある人にとって毒でも、別の生活をしてる人にとってや体質によっても毒だったり毒じゃなかったりするという)(しかしやっぱり、こういうのは戦隊ではどうでもいい、子どもが真似しようもないしな!)。


虎さんは草笛を吹いていたので、ジャンさんが懐きました。
どう見ても敵の風体なのでゴウさんが慌てて飛んできて、仕掛けようとするんですが、ジャンさんが止めまして、そしたらその虎さんがゴウさんにとって見覚えのある構えをしてみせました、えー、それがぶっちゃけて理央さんの因縁の男で。
ジャンさんの父親で。
そのせいでジャンさんは理央さんにライバル宣言を再々度されてしまいました。
前にも言ってなかったか、というのは不問です、理央さんが頭のリソースがあんまりたくさんなくてもそんなに違和感がないというか(言いすぎです)。




基本的にはジャンさんのこと以外はロンの仕業というところにまとまりそうです。
そんなのは前々からなんとなく知ってましたから別にいいとして(いや、そんなに前じゃない気もするけど、とにかく異論はない)。ジャンさんの父親というか母親というか、いくらなんでも今まですごく謎すぎたというか今更というか、なんなんじゃこの設定は? ともちょっとだけ思わないでもないというか。
大概今までの戦隊もひどかったような気もしないでもないんだけど!
その辺の設定廻りはわりとこの番組真っ当じゃないですが、そうでもない気がしないでもないけどとりあえずケンの人はちゃんとまともだし(というか、優等生戦隊とファンタジックな設定というところに食い合わせの悪さがあるのかも)。


なんか、ちぐはぐな気がしてしょうがなかったんですよねぇ、おかげでちょっとテンションが下がってしまい、レビューに困り。
中弛みという気はしてなかったけど、さすがに免れがたいかと諦め。
それ自体は仕方ないけどメイン・エピソードだろうこの時点ってのはさすがにちょっと厳しいなあ、と思わないでもなかったんですが、いや、続きは見てみるもんです。次ですっかりテンションが戻ったというか、これもこれでそういう着地点(まだ次の回では着地してません)じゃなくて展開ならいっかー、と思うに至りました。


でも、実際、なんで理央さんが白虎の相手を倒したはずなのにいつまでも拘っているのか、というような理由立てとしては悪くなかったんですよね。ジャンさんのことを妙に気に掛けるのも、ああ、そんなことだったのかー、と納得できるというか。
死んだはずなのにロンに再利用され。
性格等々はほぼ残さずに形だけ、という流れも悪くない。


それと、忘れてましたが信用してなかった、ロンの儀式を受けてもいい、というきっかけとしても納得というか無理はないんですよ。
ちゅーか、理央さん絡みとしては悪くないんですよ、実際、この回。
いくらなんでもちょっとそりゃないだろ、とは思わずにいられなかったというか...orz
番組そのものがどう考えても理央さん寄りすぎるんですよねー、まあ、敵の骨子というかそもそも彼がいるから敵の組織が成ったんだ、という理屈はわかんないでもないんだけど、そう一から十までドラマ全部が敵が浚ってくといくらなんでもそりゃどうよと。
つか、ゲキ面子影薄い(洒落になってませんともっ)。
敵の侵攻だけはちゃんと食い止めてますから、特にみっともないみたいなことは思わないんですが(私は)、さすがにドラマ的になんもないんですよね、さすがに。


にゃ、来週で私は納得しましたよ。
ゲキ内部のいがみ合いも(理央さんが発端といえなくもない)、初めて見たけどなんか悪くなかったなーw って、まあ、次回なんですけどね。それは。