#4「DIAMOND“S”」
正直まあ面白いかというとそんなでもなかったんですが、１話で元気良く（皮肉ですか）記憶喪失、２話３話とＫさんがジョークを言って場を盛り上げようとしているのに気付かず（反応くらいしてあげてよ）。３話で公園でぽやーっと日向ぼっこをしていて。
そこらの人買いのおじさんに付け込まれそうになっていたジンさんが言っているのかと思うとなんとなく微笑ましいというか。
お前、Ｋさんのプリン食べすぎは見逃してたじゃねーか！
と突っ込みたくなります、冒頭の「Ｍよりはマシじゃないか？」も考えてみると大概ですが、真面目に考え込むＫさんもどうかと思うわけですが。
Ｓさんも案外同レベルな気がします、なにがエージェントかと小一時間。
記憶喪失からなにから、ギャグ仕立てのために利用してんじゃねぇのかと問い詰めたくなってしまうんですが、どうしてこんなことに、というか。
１話で元気良く敵まで問い詰めていたのもその流れなのかと。
そのことを指摘していた方がいらしたのに、それが作られたギャグだと気付かず「嫌味かよ」と思っててすみませんでした、貴方が正しかったみたいです。
しかしこれ、この番組ってクール系なんじゃなかったのか、顔立ちから音楽から、全体的なテーマから、なにもかも全てギャグに使われてるなんてまさか思わないじゃない。まあ、よくよく今から考えてみれば敵さんにまで「俺は誰だ」「知りたいのはこっちです」というのは自覚があるほうが自然だという気もしますが。
とはいえ今は面白いということはないんですけどね、まだ。
でも、全体的なエピソードと噛み合ってないとか、シリアス部分を台無しにするかとかそういうマイナスの作用があるかというとそんなこともなく。
うん、今後発展していく要素として試す価値くらいは充分あるかと思います。
そっかー、そうだよなぁ、日本では記憶喪失って大概わりと真面目に取り使われてますけども、考えてみたらこれだけ繰り返されてるんだからジョークに使っちゃってもそろそろ不謹慎とは言い難くなってきたかもなぁ（どれだけ繰り返しても嫌なものはあるけど）。
しかし、Ｋさんは男二人のオープンカフェでプリンを喜び。
Ｓさんは仕事の話をしている最中も延々とチョコを食べているという。
なんですかね、Ｒさんも仕事を離脱してしまっているし、まともな神経とか細やかな性格とかではエージェントって長くは続けられないってことなんでしょうか。案外とリアリティがあるような気がしないでもないんだけど、そして仕事に支障が出ない方向のふざけ方だというふうには思うんだけれども。
エージェントにまともな人はいないのかしら、とはちょぴっと思います。
ジンさんがまともに育たなかったらどうするんだー。
（彼は記憶喪失なだけですが、幼児ではないんですが。）
どっちかというとＫさん寄りみたいですね、Ｓさんには突っ込みを入れてくれるのにＫさんは放置、と見ることも出来るような気もしますが。
ところでＳとかＭとか教えたのは君ですかＫさんよ。
もとから一般常識は忘れてない、という可能性もあるのですが、だったら今までのＫさんの冗談も気付いていてもいいはずで、となるとわざと無視されていたかもしれないのはちょっと切ないのですが。
公園の様子とか見てると誰かが教えたってほうが正しい気がするんだ。
というか、その答えもその答えに考え込むＫさんもどうかと思うんだ！
しかもそんな会話交わしながら可愛いプリンとか食ってんじゃねぇ、というか、エージェント・Ｓを嫌がる時点からどうかという話なのか。
でもむしろ、そんなこと言ってるから本当にサドだった気もしないでもなく。
せめてお姉ちゃんで良かったね、と言っていいのやら悪いのやら。あの性格で男だったらまあ最悪だけども、男だったら関らなくてもいいかもしれないしなぁ。
そして「ＯＬにお茶汲みさせているのよ！」という、えーちょっと待ってー、なんかクドくないですか、大丈夫ですかというＳＦ仕立てといい（地球人擬態マニュアルというのもどうも微妙というか）、どうもこうなにもかも微妙です。
でも、宇宙人たちからして微妙なので別にいいです。
なんでまた、脳に寄生できるようになってちまちまと増やしていたのを、薬剤を使ってブームに乗って一気に！ という段階に至っていたのに一箇所に集まってしまうのか。
バレたら一斉玉砕してやるぜ、という気合いなのか。
それはそれで悪くないというか、もう大概侵略も長くて飽きがきていたのか。
最後、ちょぴっと生き残ったよ、ということでわりと微笑ましく見れないでもなかったです。今度拒絶されたらちゃんと諦めるんだよ！
あと、どうせ一つの意識体なんだから完全に乗っ取らないで意識共有とかしていけばいいじゃない、とか考えてしまったわけですが。別に侵略とか応援してません。
でも害がないならちょぴっとくらいいいじゃない（よくねぇ）。
Ｓさんの決死の覚悟とか。潜入捜査とか。
ジンさんのサンプルすり替えとかいろいろあったような気もしますが、まあいいや。
それにしても、ジンさんは気が廻るようになったなぁ。元の性格かしら。
