#1「DREAM」

ULTRASEVEN X

『ウルトラセブン』の４０周年だか記念作品で。
他に平成セブンと言われている作品もあるそーなのですが、そちらはあまり評判が良くないというか、ちょっとこう、なんか順序がわかりにくいとか？　なんかいろいろと言われていて、とりあえず特撮に慣れた人間向きではあるようです。
（完全に駄目というわけでもないようなんだけど、どこが長所ってのもなんか表現しにくいっぽいらしいというかなんというか。）


で、深夜２６時？
表記がどっちの日付けなのだかわからなくて一部で混乱をもよおした人もいらしたっぽいですが、私もいまだによくその辺わかってませんが今はDVDあるから気にしない。
ちなみにネクサスは深夜３１時だそうです、頭寝てんのか（本気貶しは駄目です）。


あと、別のところにもっと短いレビューとして上げていたのですが、どうもこう、なにかが言い足りなくて書き直すことにしました。なんていうんでしょうかこの気持ち。多分突っ込み足りないとかそんなところなんでしょうか。
ところでいまだに『怪奇大作戦 セカンドファイル』が見れてません、ＮＨＫで放送してたのは録画予約してたら途中でぶっちぎれてました、泣きたいです。ＮＨＫとは是非今後も円谷と仲良くして欲しいのですがあれだけなんとかして欲しいというか、さすがに今後は懲りて自分で長めに設定しておくべきなのか。




とりあえず、『仮面ライダー555』よりはマシではないかと思います。
なんでそのチョイスなのか我ながら唐突ではありますが、あれですよ、なんか闇っぽい組織がどうたらこうたらって設定だったじゃないですか一応、忘れられているというかそんなところにあの番組の価値はない！　と断言したら私も賛同ですが。
でもやっぱり見てた時に「これはちょっと」と思ったのは否めないというかぁ。
それよりはマシって褒めてる気はしませんが、番組放り投げるほどの脱力は襲ってこなかったですが、むしろ自分の許容度を少し鍛えるべきだという気もしないでもないですが、もしかしたら失っちゃいけない感性なのかもしれません。


いやまあ、方向性としては『ネクサス』に近いのかもしれませんが、それより遥かに、えー、その、俳優のレベルが、というか方向性が。孤門くんには彷徨う人間の哀愁みたいなものがないでもなかったんですがそれでもやっぱりモノローグうざ、とか思っていたのがさらに加速されたというか、守る！　とか言われてもまず自分の足元を固めろというか。
いやごめんなさい、『ティガ』のダイゴくんは流され型でしたが、彼に出てきて本気で彷徨われたら本気でこっちまでおろおろしてしまいそうなので、このくらいというのもありといえばありなのですが、感情移入はしにくい方かなぁと。


とはいえ敵組織に向って「俺が誰か教えてくれ！」「それを知りたいのはこちらなのですが」というやり取りは正しすぎて面白かったです、困るよね実際、乗り込んできてなに言ってんだ貴様っていうかな。なんか記憶喪失っぽいですが、動きが直線的というかかくかくとしているというか（しかしアクションは良かった、生身アクションのほうね）、言われたことに一旦途惑うような素振りは見せるものの案外流されるというか。
詐欺にお気をつけ下さい、素直そうなタイプに見えない分心配です。
高いところから飛び降りるのが平気なのは、もしかしたら人間皆、当り前と思ってＫさんのことを困らせたりしないか今後ちょっと楽しみです。




まあ、Ｋさんは許容範囲かなぁ、という気もするんですが。
常連客として潜入してるかもしれないバーで、大声で任務を相談するのは止めたほうがいいような気がするんですが説明として仕方がないんでしょうか、ジンさんは仕方ないかもしれないので、Ｋさんが注意してあげるべきですね。


つーか、冷静になってみるとウルトラの１話としてはマシな部類というか、ぎごちないな、とか面白くないな、という程度の範囲では納まっているような気もしないでもないんですが、一般的な受け取り方かどうかはなんとも言えません。
正直、これも２話くらいあったら良かったのかもなぁ。
うーん、メビウスのショートカットって初回だけはきっちり見習うべきだと思うなぁ、説明を端折る時にすげぇ潔いぶっ飛ばし方をするというか、説明を後回しにして小出しにしないというか、する部分の取捨選択をきちっと行っているというか。
置いてけぼり感があったのはちょっと否めない気もしないでもない。
記憶喪失ってのがどうもなんか馴染みにくいっていうかなぁ。


ああでも、写真立ての中身が空っぽだったのとか意外と一緒にがっかりはしてたかも。
写真立てごと持ち去ってあげるとか、そういう優しさはないんでしょうか。
というのはともかくとして、ああいったもうちょっと直接的な行動っつーか戸惑いとかで示してくれてたら良かったような、だって会う人会う人に「俺は誰だ！」ってなんかちょっとアグレッシブすぎるというか。
己が記憶喪失だ、というのがアイデンティティみたいじゃないですか、あれじゃ。


それとやっぱり目付き悪いよ、セブンX。
腹筋割れてるのと小顔なのはいいんですが、ジンさんは確かにちょっと目付きキツいかもしんないけどあんなじゃないぞと（人間体の俳優さんとウルトラ顔が似てるという趣向はやけに気に入ってます、メビウス可愛かったー♥）。
しかしまあ、ハンサム括りにはなるだろうけどハンサムと言い切るにも躊躇いがあり。
ぼよん、とアイスラッガーが跳ね返ってたところは「いて」という合の手がとても素晴らしいと思います、いくらなんでも威力弱っ。刃物なのにー。
ＳＦとしてはニュースの放送形態だけはガチ、怖くて泣きそうです。