第10話、最終決戦! 戦いの幕が上がる

意外とアレですね、話の結末わかってるほうが面白いなー。
もともと原作がありますし、こういうベタな作りでまさかラストが(見てません)裏切られるってこともないだろうと思えるし、もっと完全無欠に「こりゃ他人にゃ無理だろ」という感じに見えてたら嬉しかったんですが。
シャンパンタワー? って言うんだっけあれ。
実際に触ってみたら動かせないって実感も出るんだろうけど、見てる限りでは動かないの? と思っちゃうしねぇ、やっぱり。なんとなくしょぼく見えるんだよね、目立つように配置してる場合は別なんだけど。


でも扉の開閉を封じるためのシャンパンタワーって微妙だww
片方の扉がちと珍妙な手段で封印され、反対側の扉の外には監視カメラ、まあ、その直前に被害者が出入りしていたら細工はプロでもない限り無理だと思うんですが(確認の時間からするとプロでも難しいか)、ある意味でこの殺人を設定するための舞台装置という感じで普通なら白けそうなものなんですが。
ここに来て≪冥王星≫の設定がそれほど荒唐無稽には聞こえなくなったというか、屋敷そのものから手を入れられてたらそんなに妙なものでもないんだよね。殺人のための建築、といったら言い過ぎなんだけど、特殊な条件を知り尽くした上での殺人、というか?


確かに外から軽く突いてやるだけで充分成立するって思えるというか。
そもそも最初の事件も状況証拠しかないし(しかし絞殺はわりと証拠が残らないタイプの殺人ではあるしなぁ)(見付からなくても仕方がないというような意味あいというか)、二番目以降は側にいた、というだけなんですが。
なんでまた逃げんねん、というのもなんとなくわからんでもないというか。


原作もこの辺はちょっと覗いたんですが、どっからどう見ても「え、まさか;」としか思えなかったんですがテレビでこの状況でそのテイストってのは正しいとは思えないので、あくまで筋は変えない上でのこの雰囲気の違いってのは個人的にはいいんじゃないかなぁと。最初の殺人以外なら誰でも出来るってラインでいい気がする。
(コーヒーは一応限定されているんだけど、容疑者の除け方おかしいよね。)




ところでまあ、今回隊長が出てたわけですが(in『メビウス』、つーか総監でしたか)、あんなに悪役に嵌まる演技やんなくてもと泣けて仕方ありませんでした。あああ、なんにも悪いこと言ってないのに見事に自業自得にしか思えない。
誰のことも責めてないし、リュウのことすら過去持ち出してないし。
ちょっとお調子者で無責任なだけなのに。。。


という、演技力は素晴らしいと思います、素晴らしいと思うんですが、以前に見てないと「もともとああいう感じの人」みたいに見えるのは切ないんですが...orz
もうちょっと手ぇ抜いてくれませんか、映画ならともかく。
そしてメインの悪役ならともかく、あんなにしっくりとくる嫌な役やられても全然嬉しくないです、見ててただ泣けます。というか、なんだあの存在感!
特に中心になるエピソードもなく。
どうも立ち回りから見て周囲に流されただけのはずなのに、妙に目立ってるというか、話知らなきゃ裏のある黒幕でもあんまり違和感がないというかなんというか。
番組的に全く問題ないはずなんですが、なんかすごく微妙なところで違う気が...orz


うーん、隊長がすげぇ黒幕の話見たい。
ハンサムが俳優としては生きないタイプというか、美形キャラクタさせると没個性で埋没するというか(演技力がないほうがむしろいいのかしら;)、そういう分類の人の一人だと思うんですが、いっそそういう人ばっかり集めて話作ったら面白そうです。
いや、ストーリーや展開がじゃなくて。
この際SFでお願いします。
てかそろそろ脱線しすぎですね、すみません。


というか、前後篇の前篇なんて書くことないんですよね。
ある程度「あ、そっか」と思わせる展開の話って好きなんですけど、残念ながらこの事件は漫画のほう見ちゃってるしそこらの判断できないしなー。殺人事件を操るための計画という点については漫画では特に考えたことなくて、ドラマで始めて考えてみたんですが、この事件に関しては見事に成り立ってるんじゃないかなー、と思ったんですが。
しかしよく考えたらそれはある種、被害者たちの関係が楽しいことになってるね、というだけのことであって計画が素晴らしいというのとはちょっと違う気がしてきたw
とはいえ、話としてはやっぱり一番いい感じなんじゃないかと思います。
リュウの犯罪者の血、という設定も、ここにきてやっと理解に及んだというか、まあその設定もありか、というくらいの認識にはなったしねー。
ダン先生の昔話もなんか悪くなかったしな。
(ここで給食費だったら笑ったさw)


というわけで次回最終回。
父親が殺されたかもしれない疑いを抱いて(いた気がする)、昔の使用人たちを呼び出した少年・リュウと次々と殺されていくその四人。最初の犯行が状況的に彼にしか不可能なため警察に連行され、そこから逃げ出してしまったのちも殺人が起こりそのたびにその場に彼の姿が。
仲間は彼の無実を信じていますが、という話。
まあ、このくらいの軽さって私的にはありだと思うんですが。