第8話、さよならなんて言わせない!

かなり久々にリアルタイムでドラマそのものを見たわけですが、むしろやれば出来るみたいな感覚に陥っている辺りなんか誤解をしているような気がしないでもないですが。とりあえずこの回はなんというか褒めたいと思うんですが、だって褒めるしかないと思うんですよ、この辺のところはもう原作読んでないんですが、エピソード自体がなんかこう、なにがどうなってこうなってそうなってと、わけのわからん引っ張り方をしていたわけなのですが。


友人・キュウを狙うナイフの前に飛び出すリュウ(←疑われてたんだよ!)。


なんてもう、面白いとしか言い様がないじゃないですか、だって展開として面白いじゃないですか、面白いんですよ、何百回繰り返したところでこれは面白いから繰り返されるんですよ。基本的にベタって正しいんですよ。
それで誤解が解けるんですよ。
つーか、少年漫画で何回か見たような気もするし、多分往年の熱血ドラマとかでもあったんじゃないかって気がするし、アニメだと特に指定しなくてもありとあらゆるジャンルであったんじゃないかと思われる展開なんですが。
でもだって、昨今珍しいじゃない。
そしてある意味、5人揃ってるから戦隊? みたいな感じで、お題目が正義と友情で、なんか知らないけど密かにNHKに気に入られているらしく(主題歌とリュウの中の人の曲を続けて流してました、けして番組名とか口に出さず)、事件自体は原作の問題なんだけどある意味で原作よりも定番の友情話だったりするわけじゃないですか。


ある意味で私、ここまでやらかして本物だと思います。
誰も止めなかったんだろうかとまで思いましたが、私は満足です。
まだこの先、闇の組織だか裏の秘密結社だかで引っ張られることもあるのかもしれませんが、こういう解決の仕方を選択してくれるのならば文句はありません。
わかりにくいと言う方がいたら対戦しましょう、受けて立ちます。
他の非難については全てスルーで、もっともです。


実写ベタ万歳(落ちるところはそこか)。
でもやっぱり、それに足る演技力があるのならばベタってよろしいと思うの実写のみ。




すみません、えーと、なんで事件がすごくしつこく秋葉原ばかりなのか気になるわけですが、そしてロケもそこでやってるんですが実際。なんで知ってるのかというと職場だったからなのですが、過去形なのが少し寂しいんですが。
たかがメイドコンテストで殺人かよ、というふうに思ってたらそうでもなくて。
まあ、気を引くための狂言と、それを誤魔化すための、という段階を踏んだのならいいかなー、と思ったんですが。しかしこれ、普通にアイドルのコンテストとかモデルのオーディションだったら別に工夫もなくさっくり納得が行きそうなのですが。
「手が届かなくなるかも」的な内容にはならない気がするので。
トータルではいいのかなぁ、というようには思います。


でも本当に、なんでこんなにアキバばかりで殺人起こるんですか。
つーか、メイド狩りは実際にあったのでちょっとマジ嫌なんですが。
(全国区ニュースになってたかなぁ? エレベーターで襲われたの、二人くらい。)
それとも単に、事務所廻りの事件だけが廻されているんでしょうか、つーことは≪冥王星≫がアキバ好みなんだよん、という最終解釈でよろしいんでしょうか。
あの街はいいですよ、好きです。
なんもかんもがごっちゃに詰め込まれていて、今更特に粉飾とかしようがないというか、さすがに観光客が押し寄せてる間はしてましたけど、しばらく経って剥がれました。所詮他に居場所がないというか、観光客がいる間も逃げ場所が細々あったので。




というのはなんか話が逸れすぎなんですが。
えー、リュウとの微妙な諍いを引き摺ったまま、彼が「メイド狩り」の事件を調べているので時折出会うことになり、なんでキュウは彼の身分を知ってて黙っていたんだ、と責められているわけですがなにぶん≪冥王星≫の重みを感じてないのでいまいち乗れず。
なんかまあ、信義にもとる行動をしたのがいかんのだな、と理解して終わり。
先祖代々続いているのならともかく、おじいちゃんが創設者で父親が逆らったってんなら血統もなにもないんじゃね? とか真面目に考えても思うわけですが。


そのある種馬鹿馬鹿しさと、その解決方法が。
友に向うナイフを身を挺して庇う!
そしてその瞬間に仲間の団結力が一気に戻り、全員で協力して彼を救い、一件落着!!


という組み合わせは好きです、というか、もはや褒める以外が思いつきません。完全無欠に全くありえねぇよ駄目か、見てて気恥ずかしいんだけどまあいいかも、という方らで大多数を占めるような気がするんですが(褒めてねぇ)。
展開の華麗さはかけらもありませんが、面白いと思います、面白いんです。


今回の事件の動機はぎりぎりライン、トリックと解決方法はなんじゃそれ。
というレベルでしたがそんなことはいいんです。
これからも怯まずにベタ道をまい進して下さるようにお願いします、とことんまで行かない限り、なかなか賛同者はいない気がしますが。そして役者を揃えていない限り寒いの一言で済んでしまいますが、稀有な度胸だと本気で思います。
(だから褒めてないだろうそれは。)