第6話

んー、ぶっちゃけ、事件が面白いというかトリックというか仕掛けが無理がないというか、面白かったっす。なんで判明したのかもすごく納得がいくし。
ついでに言えばなんで他の捜査員たちが気付かなかったのかもわかるしー。
みずきさんみたいな視点ならではというか女っぽいというかなんというか。


学生時代の親友を疑うことになるヨ、という話。


同窓会の日、親友と再会したみずきさんは、彼女の家の店員が死んだと聞かされてしまいましてね。例のごとく、事件に出るな、関係者なんだから捜査に参加するのは止めなさいと課長に言われてしまうわけなのですよ。
どうもそれは、彼女の旦那の愛人だというところまでは確定だし。
しかしいくら課長でも「一緒にいました!」というのはさっくりスルーというか、さすがに刑事と一緒にいたというアリバイは重いので、今回みずきさんの友人は容疑外。


展開としてはやっぱり定番じゃないでしょーかというか、まあ納得がいく分よくあるかもしれない、と思わせるところはありまして。
あくまで親友とみずきさんとの葛藤がメインとなるのかなぁ、と。
鳴海さんが言った、親友だからこそなにかを感じてるんじゃないのか、というのはやっぱり地味ながらなんか好き。




まあやっぱ端的に地味か。
話は面白かったんですけどね、昔からみずきさんはおしどり夫婦としてずーっと認識していて、どうもどっちかが子どもが出来ないんじゃないかということで旦那が一人で病院に行き。自分が悪いと、だから子どもが作れなくてもしょうがないと言ってくれたのだとか。


そもそも旦那の家は名家でね、奥さんはどうも旦那しか頼るところがなかったみたいな節もあり、それ以前からめろめろだったみたいですよ。
つーか、この件はちょっと完全には把握できないというか。
実際にはどうだったのかわかんないところがぽちぽちとありますね。
旦那の真意とか、なんで嘘付いてたのかとか。
ラストの態度を見ればある時期から変質したんじゃないかとも思えますが。


そういえば「変わること/変わらないこと」がテーマだったと言えなくもないのか、何度も何度も、久しぶりの同窓会が楽しかったということを言っています。
つーか、本当に楽しかったんじゃないのかなー、と思えます。
みずきさんて正直、仕事仲間としてはなんも言わずにいなくなっちゃったりしますけど(説明さえすれば納得してくれるような内容でもしてくんない...orz)(やたら曖昧な思考に基づいてなんてのも結構あるけどさー)、友人としてはさっぱりしてて気持ちいいよね。
上品で、ちょっと落ち着いてて。
んでも気の強いところがありそーな親友さんとは合いそうですし。


女の人同士の付き合いとしては、嘘がなくてすみそうじゃん。なんか。
でも、会社が倒産したことも、自分たちが子どもが出来ないことも、その後新しい会社を立ち上げて今度は成功したなんてことも全然話してくれなかったと。
でもそもそも、みずきさんの結婚式から呼んでないっぽいし。
変わらない友情、というと、真空パックしたまんまみたいな学生時代のままの友情ということになるよーで。付き合い方の頻度とかみたいのが実はリアルだなー、という気がします。
手元にあるのが年賀状だけ。
毎年の夫婦の写真だけで。
それは結婚式にも出て、すごーく惚れて結婚したのだという前知識のままの印象がずっと続いてきていて。だから旦那に愛人がいるってのが感覚としてわからない。


疑いたいわけはなく、むしろ庇いたいくらいなのに。
けれど、自分がアリバイの証言者であり(とゆーか、そこにいなかったことだけは全くありえない、同窓会だとねー)、容疑圏外にいるってのになんか調べてしまう。
自分でもよくわからず、なんでかなー、とだれているところに鳴海さんの言葉。


そしてぽちぽちと現れる旦那への悪意。
事件の前に出版社に送られた旦那と愛人の証拠写真や、その時間に確かに会う予定だったということや、二人分のカップはそもそもあったし。毒殺なのですね。
それが紅茶のカップで、旦那は紅茶を飲まないってことがそもそものみずきさんの疑問のきっかけというか、まあ、毒を飲ませるのになんでもいいって意見もわかりますが、なんとなく違和感を持つのもわからんでもないというか。


その結論としてのあれ。
なんとなく好きです、ろくでなしの旦那でもね。




よく考えたら今回、課長の娘さんが来てたわけですが。
あまり展開上関係なかったのでさっくり忘れてました、とゆーか、どうにもこうにもあれですよね、私用もちょっとならともかく限度があるというか。
仕事じゃねぇというか。
なんで糞真面目なのに公私混同だけが平気なのかというか、もしかすると体育会系のノリなのかもしれませんがあんなのが職場にいたらすげーやだ。
(最初のボタン一個を頼むのは可、職務中とかならなぁ。)
(何故その後のセーブが出来ないのかと小一時間(ry)