Task.16「水のクリスタル」

でも私は前篇のほうが好きっす。
なんか無駄に本音がだだ漏れてますが、15話が好きなだけで16話が駄目だとかそういうことではないです(いやだって突っ込みどころが多くてね)。どちらかというと『ボウケンジャー』ではクライマックス系の話より小ネタのほうが好きな傾向があったんですが、この話は小さくまとまってて良かったな。
てか、盛り上がりに毎回同調出来ないっていうかねー。


まー結局“プレシャス”って危険って側面を外すと。
単に生活環境を整えるものになるんですが、妙に話や表現が大きくなっちゃうのが苦手だったのかなぁ、とも考えてはみているんですが。まだちょっとしっくり来ないかな。
生活に関るくらいの話だとだいたい好きなんだよね。




んで、ラギさんが長老の胸の中に戻ったよ!
というのをメデタシメデタシだとするこのくらいのレベルがいいなー。と。
なんで胸とか表現してるのかが我ながら謎ですが、もしかしたらちょっとラギさんの印象が幼いのかもしれないですね。


でもさー、水の世界には戻れることにはなったものの、竜のまんまだったので。
可愛い系でまだ良かったね、ぶっちゃけ人間体より今のほうが(ry


とか余計っつーか鬼畜なことを考えてました、ああでも、竜にはしっぽが欲しい。座るときに邪魔になるのかもしれませんが(二足歩行だと)、せめて一度叩かれたいという夢まで持ってます。
現実だと、、、ワニがちょっと夢に近いか(正気に返れ)。
わりと冗談ですが、でもラギと一緒に暮らせと言われてもちょっといいかもと考えるというのが本マジなのであまり変わらないかもしれませんが気にしない。やっぱ可愛いよー。




幼い印象ってのは、別の言い方にすると「純粋」かな?
結局こう、自分たちの故郷を取り返すために悪魔っていうか(比喩)、許されざる存在に魂を売ってしまい、挙げ句の果てに騙されていたんだよという展開。でも対峙した「正義のヒーロー」のリーダーが違和感を感じ、しまいにゃ連れて逃げてしまうっつー。
突っ込みどころも多い前話でしたが、なんか好きww


騙されていなかったのだとしても自分がその都、失われた故郷が戻ってもそこに入れないのは最初から承知の上。でも他の一族のためとは言わないし、実際最後まで見ていてもそういうものでもないのかな、とも思えるわけで。
ちょっと見終わった後から考えると。
あまり心情を語らなかったところが良かったのかな、という気もするのですが。


お父さんのためだろうってのは設定から匂わされているし、そもそもおじいちゃんもそう言うのですが、そのことを繰り返すってわけでもない。
都が復元されても皆が戻れたんならいいや、と自己犠牲を見せるわけでもない。
「ここに来ればいつでも見れる、あそこにある」とだけ言うんですよね。
結局こう、あくまで子ども向け番組なんで、赤のにーちゃんの粋な計らいっていうか、父親の形見を復元して水の都に戻ることは出来るよーになるんですが。


話としては戻れなかったほうが奇麗だったかな、とも少しばかり思わないでもないです。
いや、おじいちゃんに抱き締められてたのも悪くないけどさーw


んー、設定として語られているだけなんですけど、彼の前にもたくさんの同族がその都を取り返そうとして死んでいって。彼の父親もまさにそうだった、という前提があって。
ラギにはヒーローの助けやおじいちゃんの加勢があって都は取り戻せたんだけど、そのために、取り戻すために必要な強い身体を手に入れようとして、それが故に戻された都には入ることが出来ないっていう代償を負ったわけで。


なんていうのかなー、よく考えると父親含めた同族たちの肯定なのかなー、と。
作り手さん自体からそんな意図がされていたのかどうかはわかんないけど、「それでいんじゃね?」と薄ぼんやりと感じたことの裏にはそういう感覚はあるんじゃないかって気がするんですよね。言葉にするより認知することのほうが実は複雑じゃないですか。
私だけじゃなくてさぁ。
それこそ幼児でも「そっか」と思うことはある気がするんだよなぁ。




道行き途中で倒れてもそもそも目指すことが必要なんじゃんというか、まあシンプルでよくある定番的な話ですが。
それがなにかってことはあんまり関係なくね。
故郷を忘れなきゃならない場合ってのも同じ番組内にもあるしね。


そういう時にシビアな展開があるってのはいいなぁ、と思うのですわ。


でも私、ご都合主義で救っちゃうという展開もやっぱり結構好きっすかも。