でもそんなこと言われても。

料理であるじゃないですか、一掴み、とか少量? とかそんな感じの量、適量とかもそうか、すみません、料理本あんまり読まないので(菓子は本見るけど)。
あれが上手く出来ない人がいます。
とにかくまあ、そこで手が止まっちまうんですわ。


多分、ボーダーライン/境界例人格障害ってそんなじゃないでしょうか。


でー、それをどう直すかというと、コトは簡単でとりあえず数回失敗するとかそんなでそのうちになんとなく適量がわかるわけですよ。とにかくやんないと! みたいな治療方法はそんなところじゃないかと思います。
あー、いろんなことが混ざってますけど。
だから私はボーダーライン的なものは病気と思ってねぇってば。


ヲタに多いよね、いかにも。
んでもって、問題点はなにかというと、料理と違って相手は人間でー、社会的に「わりとやばい」みたいなレッテルとか貼られたら嫌じゃないですか。そりゃ誰だってそうでしょー。
しかもレッテル貼られたことなかったら普通怖いて。
それを甘えとか言ってちゃさすがに可哀想ですよ。
相手が「わかんねぇ」と言ってるのに、自分の世界を構成するコードで「説明した気持ち」になってるなんてさぁ、まあしょうがないけど。
理解能力がないんじゃ仕方ないね。




まあ案外と、レッテルも付け替えとか出来るんだよーん、ということはあるわけですが、何分にも、「失敗を怖れるな」という人らはそんな肝心なことはあんまり教えてくんない。だって醜い領域に入ることだし。


まあとりあえず、壊れてもいい人間関係で無茶やってみ?
駄目なら逃げれ。


みたいなことは、ちょっと言いたくないんでしょう、だって美しくないじゃん、だって、自分たちがいい気分したいがために説教してんのに、そんなテクニカルな「やり直し」みたいなゲーム的なこと言いたくないじゃん。
(同類は言うけど、同類いかにも胡散臭いしなんか適当っぽいし)(私だな。)
でー、そうやって「練習」して世に出ればいいしー。
勝手にそうなる人とか結構います。逃げ込んだはずの閉鎖空間なんだけど、まあどーにもこうにも人間がいるから。


でね、そういうところで手に入った味覚が、ちょっと世間と大幅にズレてたりしてね、そこの感覚を外に持ち出してまあ大恥ですよ。でもまあ、そこで反省する人間はどう考えても一定数いるわけで。
そうでない人間が目立つけど、多分そこで帰ってきた人のが多いですよ。




擬似味覚の中で生きていこうとするのが社会現象で(一定数いると可能)。
そもそもそんな擬似的体験も出来ないのが病気かと。


いや病気っていうか多分、そのせいで別の精神病に掛かっちゃって、でもその症状が「境界」のせいでまた違うー、みたいなことになるんでないの。


だって世界を測る「ものさし」がないんだもん。彼ら。
ないっていうか、世界が上手く測れないシロモノなんですよ、多分真っ直ぐの定規なんじゃないかと思うんですよ。世界が楕円だったりぼこぼこしてたりするので、測れなくてそれをどうしたらいいのかとうろたえていたら、「甘えるな!」と叱られるわけですよ。
道具がねぇんだっての。


メーターみたいなもんでも測れない、測定器は難しいでしょう。
フツーの人たちが、どうしてるかっていうと、「測んない」わけですよ、なんとなくの目分量でやる。そこまで深く考えないから。
んで、99匹の羊が落ちたら「百匹目は自然に落ちる」とか。
常になんらかの洗脳教育の上になりたってる、という「正常な大人」の出来上がりー。貶してません(そうは見えません)。




だからさぁ、とりあえず定規で測ってみよーぜ。
そいでその超断片で行動して愛嬌で済ませ、メーターを手に入れて、やっぱり半端でやっぱり怒られ、そいでもって測定器にまで辿り着くしかないね。
「正常な大人」になるのを諦めた私の通ってきた道ってそんなです。


黒と白の間に、グレーの部分を持つのがフツーの人らだとしたら。
私の世界はグラデーション、あと、もののついでに色彩にも手を出してみたりしてみます、世界はコンピュータの色見本。楽しいよ?
言ってることわけわかんないとか変わってるとか言われる言われる。しゃあないね。もういっつも満身創痍、ずたぼろ、血塗れ、どーもなんないねぇ。
あと、今愛せてない人らを理解する作業があるだけです。
やっぱり万能でないし、正直有能でもないし、ぼこぼこ穴とか開いてるけど、そこは口にしない(だって揉めるから)(それになんらかの色が入ることがわかってるから)(でも完全に我慢出来ないことはあるけど)、でも忘れない。


今も歴然と世界にとって私は異物みたいですが。
そんなんそもそも私に限らない。「ものさし」で測ること自体が悪いってんじゃないしな、別に誰もそんなこと怒ってない。
それを言い訳にしちゃあ駄目なだけ。
そこで足を止めちゃあ怒られる、でも戻ってくるよ私は! 馬鹿だから!!
まだメーターだけどさー、まだまだまだまだー。