第8話 「監禁」



監禁モノ、再び。ですか(出来れば右京さんな言い方で)。


この手のパターン、つーか。
閉じられた状況がドラマで見ると気持ちが良いものではないので、あまり好きではありませんね、今まで一度? か二度、このような展開があったよーな気がするんですが(ある意味で定番なのか、物騒な)。
たまたま見てませんね、少なくとも再放送単位で見たいとも思わない。


ちなみに、雪山の山荘モノとか、密室モノとかがあんまり好きではないのと、多少似ています。それはミステリのパターンになるのですが。
この番組の場合はキャラクタに依存しすぎた話っつーか。
ぶっちゃけキャラクタ萌えかよ、というような疑いがあるというか。。。




ちなみに一番最後は、今回完全無欠に言いがかりです、そんなことはありません!
てゆか、なんで「監禁に至るか」の説明がぶっ飛んでいて、理屈もなにもあったもんじゃなくて大変によろしかったですよ、くだくだ理論的に説明されてたらぶち切れるか忘れるところですが(なんでフィクション相手にいつもそんなに短気なの)。


人の話を超絶に聞かねぇ。


ちゅー、あのぶち切れた女の子は、超よろしかったです、とても説得力がありました。右京さんでもあんまり違和感を感じないくらいの可愛らしさと、お金に対する執着と身勝手さが、もうほとんど宇宙人域にまで達しているという二面性が素晴らしい。
ほとんど、「彼女」に説得力があった時点で。
この話が、なんでもあり、だったとしても楽しめたと思います。




そこで右京さんと亀山くんの入れ替えが起こってるのも面白いですね。
見たらわかるやんけ。どこが「和製ホームズだよ?!」というのはもう。
いいんだよ、「彼女」なんだから、ということで片がつきますしねー。


金塊がどーとかいう、異常にうっさんくせー話も、意外と逆に人が二人も死んでいるという状況が笑いごとではなくしていました。
(事態が解決してから考えると、そこのところは実にズルい。w)


そーして、なんか「頭の足りなさそーな」感じに出てきた用心棒と見せ掛けておいて、実は相当に頭の廻る(ヲタぽかった)、不動産所有者だかも良し。




で、まあ、金庫の中に金塊が入ってるので、暗号解いて、と。


次から次へとインテリを浚い。
んでもって、超過激な「彼女」はなんだったっけか、やべー感じの注射は打つわで心臓疾患のあったヒトは死ぬわ、もう一人は階段から転がり落ちるわ。


なんで捕まえられないかというと、かなり脈絡のない行動だからでしょうね。
あんなに行動パターンが思い付きだと意図がわからんよな。。。




そいでもって、「和製ほーむず」右京さんが、靴の赤土&にわか雨から所在地を突き止めてみたりしました、あのー、可能性箇所が例え68軒あっても本気ならば捜査が可能なんじゃねーかと思うんですけども。
捜査令状取って中見るまでは無理でも、使ってる使ってないは外から見てわかると思うんですけどねぇ、数日ならともかく。もう三人めなわけですしほら。
誘拐されたっていう説得力が見出せなかったからかな。
うーん、でも本来、ホームズ的な思索よりもそういう組織的な詰めの部分のほうが、大事なのではないのかと思うんですが。
単独捜査やってる場合かこら。


しかし、でも右京さんってそーいうヒトだったっけー!


と納得。まあ、亀山くんなら多少のことでは大丈夫よね。。。
『相棒』だから的な超納得も、このくらいの匙加減なら許せます。
(耐えるんだ亀山くん)(そこか。)




ラスト近くの冒頭付近に出てきた女子中学生と話していた「僕も昔、推理小説を書いていましたよ」からつながる流れと。


「俺だって誰かに褒められたいですーっっ」(亀→右京さん)
(上司に言う言葉かをぃ)(しかしまあほら、このヒトたちってもはや半分くらい身内みたいなもんだし別にいっかー)(そこはドラマってもんさ。)
からの転じて転じたラストは、かなり受けた。w




金塊の「作り話」のネタ元が右京さん、てのは、すげー偶然なんですけども、もちろん。
あくまで小ネタ単位の中で、話全体に寄りかかっているわけではない(あそこでの種明かしがなくても事件は済んでいる)という点で、あまり気になるものでもありませんでした。
事件全部を偶然で片付けられると萎えるよね。


「ネタ元」を女子中学生に送ってるのはもちろん可。ww
感想の健全さに、ちょぴっとジーン、としたのは余所事ですが。


右京さん、お茶目だよネー(小説のコトか、それとも隠し事かどっちだ)。