「先生のススメ(1」冴凪亮

こーゆーざーとらしい絵が好き。w

「先生のススメ(1」
 冴凪亮、白泉社


ふははははは、発売直後に書くなんてこれで二度目だ。w
しかも少女漫画でそうなるというのは結構に意外でした、そもそもなんで時間が空いてからとか2〜3年たってからとか平気で書くのかはわかりませんが。


前作よりか、もう少し好きかな。
なんか軽くなればなるほど私的には悪くない感じっス、でも馬鹿騒ぎ系とかハイテンション系は至って駄目なので、、、えー、私がどうこう言ってても「評価」とか思わないで下さい、平に。
本気でそんなつもりないですよマジにー。




天使が天界から下界に降りてきてー、の。
それが四人の天使の中から、神さまを決める試験のためだの、翼がわさーっと広がって髪が緩いウェーブの長髪だの、多分金髪とかの薄い色だろうと思われるのと。
(ああそういや、毎作品同じ顔って書いてる人いたなー、もっともだ。)
ファンタジー服装だのアイテムあれこれだの。
明らかにそこそこ好きだろうと思われるのに、まあそれなりにねとしか返ってきそうにないよーな気がだんだんとしてくるのはなんでだ。


だって少女向け商売だもーん?
とか当人言ったら今なら信じるorz


前から感じてた若干の違いってのはそこなんかな。。。
いや、自分の勘なんてものを過信するつもりもないけどな。なんとなくだし。




いえいえいえ、天使の外見とかもそれなりに好きですよそれなりに。
ズレた感性でくるくると表情が変わるところとか、なにもかも適当にするところとか、真顔で嘘やら冗談を口にして。
そのせいで極めて真っ当な感性を持った主人公が近くで悶えてる構図なんてのはマジごちそうさま。
いや、その苦悩、なかなかです(だからそっちか)。


この天使。
500円玉をぽーん、と地面に放って。
それを拾い、だかだかと交番に駆け込んで届け出た高校生を、選んだ辺りで、、、ほら、こーなんつーのか、胡散臭ぇ?
げぇ、説教が始まるのかなー、と戦々恐々としましたが。


読み進めると、「単にそーいう好み」である模様が大なのでまあいいや。
こーいう私の性質ですとむしろ。
冒頭のシーン、先生が生徒に語ってるところとか駄目そーなもんですが、ありゃいいんですよ、てめぇの体張ってんだし。その権利はあるかなと。
言い聞かせたガキが、よく育ったらよーしラッキーと自慢しておーけぃですよ。




その真面目な高校生、夏目ちゃん(苗字のほーが好き)に任せられた試験は。
赤ん坊もどきを、真っ白な状態から普通の人間にすることだとのこと。
うむ、嫌いではない。
SFだとロボットとかなファンタジーだと竜とか妖精とか津々浦々、結構読んでるけど、スカも多いけどそれで設定自体を嫌いになる気にはならないな。
いつも、ちょっとわくわくするんだ。
でも、その意味ではかなり杜撰だがー。w


まあ、そんなこともいいや。


なに言ってんだかわかんないところも、また、まあ、結構あったりするんですよやっぱりと。これは作者さんじゃなくて少女系だからな気もするけど。
少女向けコードって、嫌悪感じゃなくて意味わかんない。
魂の葛藤とか、しゃあしゃあと口に出すヒト嫌い。




冒頭で、先生に庇われて怪我をされちゃったってところから始まって。
夏目ちゃんはそれで「先生」になろうと思うという、そういう話でもあるのですが。
何話めかで、贖罪の気持ちなのかな、と考えて固まってしまう少年と。
怪我の後遺症が少し残ってるのを、それ見せちゃいけないな、と思ってやせ我慢するその先生と。


それって自分がいい格好をしたいってエゴかな、と苦笑うところは好き。
まあそれでもいいんじゃないと思うと、言ってしまう天使もね。わりと。


うんまあ、自分がそう思うんだから、とりあえずはそれでいいよな。
間違ってても未熟なんだからしゃあないわな。
そこに留まって、それに甘えて、安住するつもりではないのなら別に誰か他人がどうこう言うことではないわなと。




私も女の子が良かったなーーーっ! と。w