第８話 - 青い夜に君を探す

でーん、と取調室で踏ん反り返ってる課長が一番のポイントでした。
私は本当に課長が好きなんだなぁ、としみじみ思います、あと、大概それぞれがそれなりの捜査をしてる展開のレビューを書くのに捜査一課、、、じゃなくて刑事課っていうの？　の残り二人の名前がわかんないのが不便なので調べてきましたら。
なんかサブタイトルが存在してるっぽいんですが、でも公式ページに行った時はなかったような気がするので無視っとこう。
ちなみに現在は公式ページに行けなくなってしまったのはどうでもいいんですが。

竹尾くんと原田さん、よく考えたらみずきさんもそう呼んでましたね。
あと、鑑識の人がなんでかそこに混ざってることが多いんですが理由は知りません、暇なんでしょうか、でも所轄のわりとすざましい殺人率だという気がしますが（それは触れるべきじゃありません）。

えーと、今回の話は鳴海さんが和菓子屋さんに入れあげ。
よくもまあ不審人物として認知されなかったなぁ、と思います、人柄でしょうか。
それとも案外、本当に下心はなかったんでしょうか、直接触ったら下心ってすぐにバレますからねぇ。ない時は案外迷うけど、ある時は一発だよね、間違えようがない。
でも花はキツいか。
いや、花まで行くと正式に申し込まれているということになるわけで、そのわりには控え目で愛想のよい人という認識だったのかもしれませぬ。

したらその娘さんのお兄ちゃんがどこぞの金融会社でそこの社長を刺して逃走。
その後社長は死亡で殺人事件発生〜。

んでもって、娘さんにお兄ちゃんの立ち入り先を聞くことになったわけですよ、ごく真っ当な堅気の娘さんなので当然それほど無下に扱われるわけではありませぬ。そういや、隠匿罪にならないのって二等親だっけか三頭身だっけか、義理でも問題ないのかしら。
というのはネタバレなんですが。
まあ、義理の兄妹なので逆に結び付きも強いようなのですよ。

で、しばらくしたらその妹が連絡してきて、「自首する」のだと兄が告げてきたのだと、その場所にいったら兄はおらず、ただし近くの神社に痕跡がありまして。
よりによってその晩に余所で同じ金融会社の別の上司がその兄に襲われましたと。
うーん、これが実はその妹の偽装工作で余所に目を逸らす、という意味合いだったということらしいんですが、必要あったのかしら。だって別に機動隊連れてったわけじゃなし、おじちゃんと女刑事一人ずつだけじゃん。
みずきさんは確かに腕っ節も強いですが、そんな問題でもなく。
別に目を逸らせるまでもなく別の捜査してそうだし、つーか妹のところにいたんだっけか、偽装してもしなくても結果に変わりがなかった気がしないでもないんですが。

とはいえ、自意識過剰になるというか、そういう無駄なことをしてしまうというのがリアリティないかっていうかそうでもなくｗ
あとで突っ込みが欲しかったかも、とはちょっと思うんですが。
結局、無駄に怒られたんですねー、鳴海さんとみずきさん。

で、聞き込みしてみたら、びくびく怯えてるよーにしか見えない妹はかなり強気な性格だということが判明し、仕事上の恨み、とのことなので特に容疑圏内にいたわけでもなんでもない妹だし贔屓目もあって鳴海さんは聞き流してるのですが。
いつものごとくみずきさんは気になりますが。
正直、犯罪が起こってからならともかくも、前々からそういう姿を見てきたのだから疑わなくて当然というか、むしろ和菓子屋さんでの態度のほうが不思議です。
営業モードなんでしょうか、それとも対鳴海さんモードなのか。

というところまではそれほど面白いわけでもなかったんですが。
そして兄妹の母親は実はその金融会社で借金をし、自殺をしていたらしいということでほとんどストーリーの全てなんではないのかと思いますお約束。
そしてぶっちゃけますともう一回とんでん返しがあるわけですが。

こういう善人が事件を起こした系の話自体は珍しくないというか、昔この周辺の時間帯でやっていた『はぐれ刑事』ではさんざんさんざん見まくってきたんですが！
そのきっかけとなったのはちょっと楽しかったです、課長がどーん（そこかよ）。
しかしあらすじ見直してみるとやっぱり面白いとか特にないんですが。
そして折角調べたのに原田さんと竹尾くんの出番というか、今回やってた捜査がよく思い出せないんですが、あ、たまたま事件を目撃した巡査さんが良かったかも。
根性がひん曲がってるというのがこれほど純粋な褒め言葉として聞こえたこともありませんっていうか、上司にそこまで言うのかよ、いくら賛美でもｗｗ

つーか、説教しなくても課長の元に送りこまれると思っただけで充分満足するというか、こういう展開だと殴られたりとか捨て台詞とか（よく考えたら自然に掣肘させるシーンのためというか、殴られるために捨て台詞吐くわけなんですね）、本来ならいろいろあるべきものなんでしょうが、課長の元に行くというその一点で充分です。
ちょっとずつ定番と違うんだけどちょっとずつしか違わないんだよな。
そーいや鳴海さんが「振られた」わけじゃないのもそれかもナー。