第1話、実戦開始!戦慄の死の予言!!死体消滅の謎を追え

正直前の2時間スペシャルでも、途中で脱落して三度も見直したという経験を持っているんですが、なんでかそれでも褒めてたっけ? いや、小さな納得は確かに存在しているので、その部分に関しては特に無理をしているわけではないんだと思います。
しかしなんかこう、粘りが足りない、とゆーか。
ケレン味がないとは思いにくい設定に展開に役者だと思うんですが、うーん。


中学生がメインの公的な探偵組織、つーか“探偵学園”などというかなり思い切った設定に、人体切断というさすがに最近あまり聞かない大技。そして役者はキンタ役の人が辛くない(設定考えるとかなり辛いと思うの、よく頑張ってるよなー)というところを含め、カズマ君も及第、キュウ、メグは役者の格的に言うまでもなく、結構この面子の中で健闘してるな、と思わせてくれるリュウなど悪い部分はないですよね。
わーい、刑事さんがきたろう氏だー。
というのもこっそり(『クウガ』のおやっさん)。


なんでそこまでメイドに拘んねん、とか。
わたしたちの教科書』かよ! というメグの中の人ネタとかは余計ではありましたが、別に全体の足を引っ張るほどマイナスってわけでもない。




でもなんか全体的につまんない。


トリックに関してはどう考えても「容疑者圏内から外れる」という主眼で作られていたので、そもそも容疑者に入ってないあの犯人の方がそのトリックを用いた部分でかなりマイナス喰らってましたが。
あのさー、なんで初動捜査しないの。。。
キンタさんがラストで持ってきたネタって、あれ、一番最初の捜査で判明してるかどうかっていう内容じゃないんでしょうか。警察が関ってない“雪山の密室モノ”じゃあるまいしよー! 漫画でならともかく(見てない部分で触れてたとも思わせられるからね)(視点が限定されるというか、情報を得るレンジが狭いというか、登場人物数人が知らなきゃ読者が知るチャンスがないってのが前提になる)。
ドラマで作ってく時にその展開そのままにしてどうすんだよー。実写の場合は視野が広いっつーか、警察が「たまたま教えてくれなかった」という状況を挿入しないと不自然だと思うんだけどなぁ。警察すら知らなかったとすら見えるんだけどアレ。


まあ、それもそれでありですよね、殺人扱いにされてないとかなら。
でも状況から見て殺人にはなってるわけだし、、、あ、密室状態になってたから捜査が進展してないってことだったんでしたっけ。


説明はされてましたけど、演出上でそう見えてませんでした。


ああ、いや待てよ、そもそも最初の“殺されたかもしれない子”と次の犠牲者との関連は、、、示唆したのはその場に落ちていたノートでしたっけ、えーと、触れずにおけばいいんじゃないでしょうか。
だって最初の子が殺されたって見方が一般的じゃないかったんでしょ。
自分で結びつけておいてそれからわざわざ捜査圏内から逸れる、わからん。
「そのくらいで人を殺したりしないわよ」と言われてたけど、フツーそう思うよなぁ、実際。誰に向けてのアピールだったんでしょうかね、結局。


うーん、細かく突き詰めていくと意外と納得のいく部分と、やっぱり違うだろそれって部分と、あれこれ、説明ちょっと変えるだけで良かったんじゃね?? という部分とかいろいろありましたね。




てか、秋葉原を冒頭の訓練エピソードに使っておきながら、事件も起こったっていうんならとりあえず土地勘付けさせようとしたってことなのかな? とちょっと見直したのに、そのことを全く触れないってどういうことだよ!!
単にアキバプッシュに過ぎなかったんでしょうかあれ...orz


でも正直、あの追いかけっこ、土地を把握するのにはすごくいいと思うんたけどなぁ。
ところでなんであんなにメイドに拘ったんでしょうかね。
メグにまで着せるってぶっちゃけ思い切ったなー、というか誰が決めたんでしょうね、このロリコンが(それは言うな)。




でもまあ、事件が起こった後の判明への道筋はいいんじゃないですか?
メグの記憶力の出番を待つまでもなく、ちょっと溜めを効かせた「下半身」の撮り方をしてたので充分トリックに気付くチャンスはあったし、そのヒントと解明の時間があんまり離れてなかった辺りも好印象。
その時点で犯人判明してたのももっともだし。


てかさー、やっぱりトリックの時点でおかしいよこれ。。。
ラストでよくも私の作品どうこうって言ってた時、素で「お前の計画が悪いんじゃー!」と突っ込んじゃったもん。あんなのに乗るから作家になれなかったんだよ、犯人さんもさー、ああ、やっぱり意外と筋通ってますね。
(そんな筋の通り方ってどうよ。)


誰が悪いんだしかし、こりゃ。