仏仏、シラク大統領言及、料理inフィンランド

≪仏伊にバカにされたって……最後に笑うのはフィンランド≫


この話。
仏国のシラク大統領さんが、米国と英国を馬鹿にして言った話に、形容詞としてずぇんずぇん罪のないフィンランドさんを使ってしまい。
(私怨、ちゅーかあれだよな、物の弾み。)
巻き込んだというような展開として見るのが正しいのではないかと思うわけですが。


なにもシラクさん、料理を馬鹿にしたかったわけじゃないだろう。
イギリスとアメリカに言及して、国際ニュースに乗っかって、料理マズいよな! という主張をしたいわけがないでしょう。
バスがぼんと破裂して、地下鉄も潰されかけて、何人も死んで何百人も関係ない人が怪我をして(inイギリス、"05.7/7)。
そーいうことをさせる背景に物言うわけですやん。




それが。
フィンランド料理マズくないよ!!」


という展開になるのは。
すでにもうなんちゅーか、一光年くらいは離れた展開なんではないのかと思うわけですが、わりかし本気での舌戦にならないのは、わりとシラクさんのほーの蓄積ですかね。
このあとなんだか、フィンランド(夫)×イギリス(妻)な大使館員が料理でご招待をするということですよ。
もはや出発点の発言ニュアンスの、かけらも残ってないところを抜くと(普通は一番大事です;)、案外悪くない扱いなんではないでしょーか。ねぇ?


最近ずっとシラクさんてば、善人サイドだもんな。
(別にもとからそんなーに、聖人て人ではないんですよ、でも世界情勢変わっちゃってからは後ろ暗いことの必要がないっちゅーか今は多分裏もない。)
んでも、ここでごねたらわからんが。うん。


まあでも。
フィンランドへの「恨み」てのが最初から軽口である以上、そして、口が滑っちゃったへのの返礼が「ご招待」、なんていう超慎ましやかな内容である以上。
そこで反発する理由なんてないない。




国際関係において、そして、ちゃんと相手にも発言のチャンスがあって。
そいでもって、内容が人格には必ずしも関らないことであるのならば、それは別にもう、趣味の問題ではないのかと思うわけです。
フィンランドは、泥試合にすることも出来たわけだけど。
(しかし現状の危機的世界情勢では難しいが。)
招待して、ちゃんと反論して、最後には笑うのだそうな。w


不謹慎と眉を顰める向きもあるでしょーが。


イギリスに打ち込まれたのが爆弾で、フランスに持ち込まれたのが「フィッシュ&チップス」。
んでもって、フランス(+イタリア)の負け。ww
フィンランドの勝ち。




イギリス“が”悪いとゆーよーな話のつもりもないし。
んでもって、テロルが正しいというつもりもない。
(間違っているかどうかすら、私の知識量ではわからない。わからない。だって過去の報復ならともかく、現在進行形で「死」の真っ只中にいる人らに対し、いくらなんでも知らずに判断なんて下せないよ、そこで大人しくただ殺されろとは言えないよ。)


でもそれでもやっぱり。


どうしても、フランスへの返礼と、イギリスに起こったことを比べてしまう。
仏国だって、シラクさんだって、真っ白だなんて思ってなぞいないし、確か武器流通のようなものはあったような記憶だってある。


他国の文化だって、そんな気軽に傷つけていいものじゃない。
ましてや公的立場であるのなら、公式発言の中では少なくともね。


それでもそれでもね。
修復ができるものと、修復がもうどうにもしようがないものということを頭の隅に過ぎるのです。


次元の違う話をごっちゃにしていると、頭が悪い人間だよななんていうふうに、私のことを思う向きなぞもあるのでしょうかね。
でも、この話は、もとはそういう趣旨の発言ですよ、仏国大統領が意外と楽しげな揶揄の裏っ側に篭めた非難は、なにも料理の質なんぞではない。
そんな悪かろうが良かろうが、放っとけ!
と人によっては思うような意味じゃあ本来なかった(いや私)。


特別製フィッシュ&チップス美味そうだなおい!!!
(えー、それでも話はこっちで〆るのですか。まる。)